2013年2月10日(日)

白龍滝は白かった
白龍滝は白かった

今日を逃せば、今年凍った滝を見ることは出来ないと思い、白石谷に行くことにしました。走り出してからは履かなくなった山靴を、5年ぶりぐらいに引っ張り出し、どこか悪くなってないか確かめてから履いてみました。モンベルのアルパインクルーザーはソールパターンとつま先こそ傷ついてるとはいえ、まったく大丈夫で今の足にもピッタリきます。なぜ山靴を出したかというと、軽アイゼンが必要な道があると思ったからです。

今愛用のバスクのマインドベンダーは軽アイゼンは着けれません。雪道はいつもゴムに金属のスパイクが付いた滑り止めを巻いてます。ただ軽アイゼンに比べるとやはりたよりないので、狭く急な巻道が多い白石谷には登山靴と軽アイゼンで行くことにしました。

巻き道を下りて
巻き道を下りて

いつもの地獄谷から入り、雨が峠、七曲がりと進みます。途中雪は少しは残ってますが大したことはなく、道もほとんど凍ってません。アイゼン無しで山頂まで登れました。

魚屋道から白石谷に入ります。いつもは水がちょろちょろ流れる小さな沢沿いに堰堤まで出て本谷に下ります。堰堤は手すりがあって下れるのですが、ちょっと面倒くさく、違う道があればといいなっと思ってました。今日は、この夏に行った時、巻き道らしきものが薮の向こうにあるのを見つけていたのでそこを行くことにしました。でも楽に行けるかと思ったのが大間違い。道は狭く、また氷瀑のシーズンのせいか対向の人も多く、どちらかというとボクのほうが進行方向が逆と思うので立ち止まって先に行ってもらいました。急な下りや痩せた道もあり、しかも凍ってる場所もあるので下りが大の苦手で高い所が嫌いなボクは本当に怖い思いをしました。

 

巻き道の倒木
巻き道の倒木

急な坂をいくつか越えて本谷にでると2番目の堰堤を越えた所でした。左岸側の巻道を行ってたはずなのに、逆の枝谷から出たような気がしました。どこかで方向感覚がおかしくなったような気がします。ボクの後から3人(2人のパーティーと単独)のハイカーが下りて来ました。ボクみたいに下りをおっかなびっくり歩かず、たしかな足取りで急な坂を下って来られます。ボクが前に居ると邪魔と思ったので先に行ってもらいました。ボクは凍った木の枝なんかを写真に撮りながらゆっくり行くことにしました。

三つ目の堰堤を越えてまた巻道に入りますが、先に大きな木が倒れてるのが見えます。

夏には無かったです。今日は白石谷全体を通して、何本もの大きな木が倒れているのを見ました。

谷の倒木
谷の倒木
白龍滝手前のいやな岩場
白龍滝手前のいやな岩場

大安相滝を越え、巻き道を下るとロープがある小さな岩に出ます。その岩の下で、先ほど抜いてもらった2人組みのハイカーの方がいます。岩の上ではもうひとりの方です。途中で滑って腕を打たれたようで、先の2人が足場の指示をフォローしてました。ボクもどの足場を使えばよいかと教えていただき無事下りることが出来ました。この岩は夏に来た時もピッチが合わなくいやな思いをしたところなので助かりました。単独の方はお礼を言って先にいかれました。ボクは2人のハイカーの年配の方と少し話をしました。いつもはボクと同じ地獄谷や荒地山を歩いてられるということで、ここまで来るのは久しぶりとのことでした。またお会い出来ることもあるかと思いますが、その場はお礼を言い白龍滝をゆっくり見たかったので先に行ってもらいました。

氷の芸術いろいろ

百間滝
百間滝
似位滝
似位滝

白石滝まで来ると大勢の人で賑わっていました。

百間滝や似位滝も多くのハイカーがいます。氷瀑とともに夏では見られない風景です。

冬の白石谷は怖かったけど、とても美しく、白石滝までは相変わらず静かな素敵な場所でした。今シーズンはもう来ることもないかも知れませんが、来年寒くなったら(もう少し下りの練習を夏にして)もう一度来ようと思います。

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