2014年1月26日(日)

荒れ地から
荒れ地から

高座谷に入る堰堤の上で、ゴミを拾うためビニール袋を出した途端、奥の林から若いイノシシがこちらに向かって来ました。そしてもう一頭、親らしき大きなやつもやってきます。ここらで子どもを連れたイノシシをよく見ますが、その子どもはだいぶ大きくなったようです。

ビニール袋の中の食べ物をやる人がいるのでしょう。イノシシたちはボクの顔を側でじっと見てます。ボクは悲しくなり、思いっきり怒ってやりました。何度か大きな声を出したり、大きく両手を動かすとイノシシはビックリしてもとの林の中に走っていきました。

人馴れしたイノシシは、食べ物をもらえると思い結局人を襲うことになり、問題になれば殺されます。よかれと思いイノシシにエサをやる人が、結局イノシシを殺しているのです。

荒地山は荒れた天気が似合う。

今日は風が強く、ゴーゴーというものすごい音が頭の上を鳴り響いています。

荒地山頂上の手前から、風だけではなくアラレも降り出しました。

氷の粒は風に乗って、横からボクに吹き付けてきます。

慌ててウインドウブレーカーを着て、フードを被ります。

予報では午後から荒れて、風も出ることが分かっていたので、今日は長ズボンで、ウインドウブレーカーもザックのすぐに出せる所に入れてました。

先日のような、寒くてもそんなに風のない時は薄着でも、行動していれば体は暖かいままでいますが、今日のように風のあまりに強い日は、たとえよく動いても少し動きを止めればすぐに冷えてしまいます。野外では、多少の雨より風の強い日こそ要注意と思います。

これで平気・・・
これで平気・・・
あられ
あられ
山頂は寒そう・・・
山頂は寒そう・・・

汚い焚き火跡・・・
汚い焚き火跡・・・

以前のハイキングで見つけた、住吉道の焚き火跡が気になっていたので見に行きました。

炭が残っていたら片付けようと思ったからです。

その場所へ行き、唖然としました。さらに汚い焚き火の跡が残っていたからです。

この前は黒い炭が残るのが分かってましたがくすぶっていたので仕方なく水をかけました。

今回はまだ燃えてるのに中途半端に焼け残った薪に水をかけたのでしょう。

大きな炭になった薪がいっぱい残っています。

たぶんこのハイカーも六甲山が好きでここに来てるとは思いますが、高座谷のイノシシにエサをやる人と同様に、結局は自分の好きな自然を傷つけていることが分からないのでしょう。

自分だけのものではない六甲の山を、ボクは愛してます。だから出来るだけこのままの自然であってほしいと思います。